学会通信 第9号


認定医新規申請 更新申請のご案内  認定医認定委員会委員長 萬屋 裕

・平成14年度認定医新規申請を下記の通り受け付けます。
◇160円切手を貼付した返信用封筒(角2サイズ、「送付先住所」と「認定医新規申請書類」と必ず記載のこと)を日本歯科東洋医学会認定医認定委員会宛に郵送してください。書類取り寄せ方式となっております。
◇申請書受付期間 平成14年4月1日~6月30日(消印有効)
◇認定医申請料  20,000円
◇認定登録日   平成14年10月1日
◇登 録 料   50,000円(合格時)

・更新申請希望の方へのご連絡
◇すでにお送りしてございます更新手続書類「研修実績報告書」に必要事項をご記入のうえ、認定医認定委員会宛に書留郵便にてお送りください。書類は有効期限の1年前から6ヵ月前の間に受け付けいたします。認定医登録番号が0001~0017の方は平成14年3月31日が更新手続の締切です。ご注意ください。
◇更新手続料 20,000円

 ・認定医新規・更新申請等の詳細につきましては学会誌巻末の規則・細則をご参照ください。ご不明の点は学会事務局までお問い合わせください。

文献検索に朗報 研究開発部部長 久保茂正

このたび株式会社ツムラのご厚意により、ツムラホームページURL:http://www.tsumura.co.jp/より日本歯科東洋医学会誌の検索ができるようになりました。
ホームページ表紙より医療関係者をクリックして医療関係者のページにアクセスしてください。医療関係者のページからはさらに文献検索や安全性情報などにアクセスできます。文献検索にあたってはユーザー登録が必要になりますが、医療関係者であればだれでもできます。登録はホームページからもできますし、ツムラのMRに依頼することもできます。

文献検索ではデーターベースとして文献情報No.、タイトル、著者(所属)、雑誌名、巻(Vol.)、号(No.)、開始ページ、発行年、基礎・臨床・総論・対談、疾患名、薬剤名、併用薬品、副作用、言語が引き出せます。

さらにabstractや本文が必要の場合は、データーベースをもとにツムラMRに依頼すれば、文献コピーを入手することができます。文献につきましては、現在、日本歯科東洋医学会誌最新版より順次入力中とのことです。学会誌の入力が終了次第、学会抄録の入力作業に入る予定のようです。すべての入力作業終了までは今しばらく時間がかかるようですが、漢方薬だけでなく鍼灸も含めた日本歯科東洋医学会のすべての記録が検索できるたいへん嬉しくありがたいニュースです。会員の皆さまぜひご利用ください。

第19回学術大会報告 実行委員長 竹田照正

第19回日本歯科東洋医学会学術大会・総会が平成13年11月17日(土)、18日(日)の2日間にわたって、福岡県歯科医師会館で、九州支部名誉会長の許 国雄先生(元台湾歯科医師会会長)を大会長として開催された。
 約190名の学会参加者があり、一般口演も33演題が第1、第2会場に分かれての発表となった。そのうち7演題がパソコンやビデオを使った発表であった。日本歯科東洋医学会の学術大会が九州で開催されたのは初めてのことで、九州地区の会員外の先生方の参加が目立った。

 特別講演I 山元敏勝先生(愛鍼会山元病院院長)
 「新頭針療法(YNSA)について」
 首診を行い、頭部への刺針のみで速効性のある治療法の講議に加えて、山元先生の実技デモがあり参加者の関心が高まった。

 特別講演II 宮田 隆先生(明海大学歯学部歯周病学講座教授)
 「歯周病と中医学-中医学的にみた歯周病の診断と中医学的対応-」
 歯周病の中医学的診断法の解説やEVIDENCEに基づいた具体的な実践方法についての講演があり、宮田先生の漢方エキス剤の健保採用への提言は、会員にとってとても嬉しいお話だった。

 特別講演III 竹熊宜孝先生(公立菊池養生園名誉園長)
 市民公開講座「もうそろそろ、命一番」
 医は食に、食は農に、農は土に学べと土からの医療を実践されてきた竹熊先生の抱腹絶倒の講演は、食と命について深く考えさせられる内容だった。

 ワークショップI 家永信由先生(家永歯科医院院長)
 「色彩診断治療法」
 デモ患者を使った治療に、簡単で針も使わずに速効性があるので習得したいという希望者が多かった。

 ワークショップII 柿木保明先生(国立療養所南福岡病院歯科医長)
 「歯科における舌珍と漢方治療について」
 舌の診断法や全身とのかかわり、漢方薬の適応などについて豊富な症例が供覧された。この講演中にNHKテレビの取材カメラが入り、その様子は翌日のローカルニュースで放映された。

 ランチョンセミナー 坂本春生先生(東海大学医学部口腔外科学助教授)
 「歯科感染症に対するマクロライドの臨床的有用性(アジスロマイシンについて)」
 抗菌薬に対する正しい薬剤情報が得られてたいへん好評だった。

第21回学術大会および国際歯科東洋医学会(仮称)について  専務理事 高橋眞一

 2003年11月に予定しております、第21回学術大会および国際歯科東洋医学会(仮称)ですが、現状の学会運営状態を踏まえて再度検討し直すことになりました。現在、常任理事会にて慎重審議し、運営委員会にて準備を進めています。企画が決まり次第、お知らせいたします。

支部だより

総務部部長 沼 智博

国際交流部報告

国際交流部部長 戴 昭宇

1.国際交流部の戴 昭宇部長は2月20~28日に北京に出張することとなりました。その期間中に、中国国家中医薬管理局をはじめ、北京大学口腔医学院、北京中医薬大学付属病院口腔科などの訪問を予定しております。中国の中医歯科の権威である徐 治鴻教授なども訪れます。それによって、歯科東洋医学会のPRとこれからの日中両国の歯科東洋医学に関する交流を中国側と再び協議します。

2.学際交流を強化するため、関東地域の医師・薬剤師と針灸師の先生方を中心として活動している東京臨床中医学研究会の学術運営プログラム委員に兼任している戴 昭宇は、東京臨床中医学研究会に歯科東洋医学会との学術交流と連携について提案しました。具体的には、今年後半の東京臨床中医学研究会の月例会において、歯科東洋医学会の先生方を招聘し、歯科東洋医学会および歯科分野における中医学的研究を紹介することを初歩的に決めました。本学会の学術部宛てにこれから東京臨床中医学研究会の要請が来るそうです。

3.4月中旬、国際交流部の戴 昭宇部長は南京に交流訪問することを予定しております。その期間中に、江蘇省など揚子江以南の中医歯科分野の現地状況についても考察します。

関連学会のご案内 学際交流部部長 片山 直

 本学会では下記の学会等の後援をしております。ぜひ、ご参加ください。

〈国際シンポジウム:美白の世界 最新の審実歯科〉
 会期:2002年4月20日(土)、21日(日)
 会場:日本歯科大学 富士見ホール(東京都千代田区富士見1-9-20)
 日本歯科漂泊研究会会長:松尾 通
 国際シンポジウム大会長:寺川國秀
 参加費: 日本歯科漂泊研究会会員20,000円/非会員30,000円/
     歯科技工士・歯科衛生士10,000円
 懇親会/日時: 4月20日(土)18:00~
 場所:ホテルエドモンド 参加費: 10,000円
 申込み・向い合わせ先:
 〒169-0072 東京都新宿区大久保2-6-10-206
 国際シンポジウム事務局
 TEL、FAX 03-5273-3305

〈第17回日本歯科産業学会(姉妹学会)〉
 第17回日本歯科産業学会は“8020を支える歯科器材”をメインテーマとして下記の日程で開催されます。

 会期:2002年7月27日(土)、28日(日)
 会場:東京歯科大学水道橋校舎・血脇記念ホール
    (東京都千代田区三崎町2-9-18)

 プログラム:
  7月27日(土)
  一般講演、シンポジウム1:光重合器を再検討する、懇親会、企業展示・技術展示
  7月28日(日)
  一般講演、公開講演会:「新しい支台築造」、「審美修復の選択」
  シンポジウム2:歯冠補綴材料を再考する、企業展示・技術展示
 参加費: 会員/3,000円、非会員:10,000円
     (歯科技工士・歯科衛生士:5,000円、学生:1,000円)
 公開講演会: 5,000円(非会員の方で公開講演とシンポジウム2のみ参加できます)
 大会長問合わせ: 小田 豊
  東京歯科大学歯科理工学講座教授
  〒261-8502 千葉市美浜区真砂1-2-2
  TEL043-270-3778 FAX043-270-3780
  E-mail:yoda@tdc.ac.jp

〈国際生命情報科学会主催・Human PSI Forum〉
 “Human Potential Scienc”International Forum
 『潜在能力の科学』国際フォーラム-物理・生理学的アプローチ-
 Joint With:「こころと体の不思議」国際フォーラム、第14回生命情報科学シンポジウム(国際版)
 会期:2002年8月22日(木)~27日(火)
 会場:千葉市 幕張 OVTA
 メインテーマ:気功等における特殊生体機能への物理学的、生理学的なアプローチ、超心理学現象、
        予防医科学、代替・相補・伝統医療、統合医療、変性意識状態と特別な精神的活動
 プログラム:海外招待者による特別招待講演、応募研究発表(口頭・ポスター発表)、
       気功・武術など表演、放射線医学総合研究所 山本生体放射研究室訪問、
       日本の伝統的な場所の視察・交流ツアー、レセプション
 公用語:英語(日本語通訳付)
 参加費:25,000円(早期申込料金:2002年4月30日まで)
 コーディネーター:山本幹男(放射線医学総合研究所 上席研究員、ISLIS会長)
 企画委員会委員長:渥美和彦(東京大学名誉教授、日本学術会議 会員)
 主催:国際生命情報学会(ISLIS)
    (財)未来工学研究所(予定)
 共 催:サミュエリ インスティチュート(米国)
     国際総合研究機構(IRI)
 フォーラム事務局、IRI:放射線医学総合研究所 山本生体放射研究室内
            〒263-8555 千葉市稲毛区穴川4-9-1
            TEL043-206-3066 FAX043-206-3069
 今後の詳細情報はホームページをご覧ください。
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/islis/
 参加希望者登録、お問い合わせはislis@nirs.go.jp

 〈国際生命情報科学会主催・Human PSI Forum ポスター発表の募集〉
 Human PSI Forum『潜在能力の科学』国際フォーラム では、ポスター発表の追加募集を行っています。
 皆様の演題応募を心よりお待ち申し上げます。

 小久保秀之
 Human PSI Forum 事務局長
 国際生命情報科学会(ISLIS) 事務局長・編集部長
 kokubo@nirs.go.jp
 (現在の受付演題一覧は、次の場所に掲載してあります)
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/islis/sjis/info/entrylist-J.htm

業際交流部からのお知らせ   業際交流部部長 武田英司

 業際交流部は新しく企業との協力体制を図るため、平成13年9月より、賛助会員連絡会を発足しました。
 本会の目的として企業からの新商品などの迅速かつ正確な情報提供、学会に対する率直な意見交換、企業間協力の充実のため、会員、企業、学会にとってより有益な「モノ」が生まれる「場」として考えています。特に賛助会員の方には、次のような特典で積極的に学会に参加協力していただけるよう他の専門部会の協力を得て準備しております。

 1)学会通信に賛助会員入会順に毎回2社ずつ半頁程度「企業PR」欄(無料掲載)を設ける。
 2)同時に希望があれば掲載企業に限り賛助会員の商品パンフレットを1社1種類、学会通信とともに同封する。
 3)学術大会・研修会開催時に賛助会員によるプレゼンテーションタイムを設ける。
 以上、微力ではございますが、今後学会の発展になるための企画を考えていきたいと思っております。
 会員の方におかれましても貴重なご意見、ご希望がございましたら業際交流部までお寄せくださいますようお願い申し上げます。

賛助会員紹介

〈株式会社 白鵬〉

 再生医療が注目される中、歯科医療においても従来の補綴を中心とした医療から、生体の再生能力を最大限に利用する医療へと変化してまいりました。そしてその生体組織再生活性化の鍵となるのが、患者さん自身の「気(自然治癒能力)」であると感じています。つまり再生医療における東洋医学の応用はきわめて重要な意義をもつと考えています。私ども株式会社白鵬は、インプラントシステムを中心に口腔領域における再生医療をサポートする製品群を供給していますので、本学会の活躍には大いに期待し、注目しております。

 私どもが推し薦めている「カルシテック・インプラントシステム」は歯槽骨肉に埋入するインプラント表面をHA(ハイドロキシアパタイト)でコーティングしており、骨伝導能を有した生体材料です。チタンだけで構成されたインプラントとは異なり、インプラント表面へ積極的に骨を形成させるので、脆弱な骨質においても強固な骨結合(バイオインテグレーション)が得られます。また、コーティングされたHAのクオリティは世界でも類を見ず、結晶率は97%を誇ります。他社のHAインプラントで指摘されるHAの剥離や溶解はほとんど認められず、常に世界のHAインプラントをリードしてきました。
 歯周組織再生関連の材料ではGTR用に開発されたタイプ1天然コラーゲンの生体吸収性メンブレン「バイオメンド」があります。繰作が容易で対象部位への適合・固定がスムーズに行えます。
 骨補填材は非吸収性多結晶ハイドロキシアパタイト「カルシタイト」を用意しています。球状粒子のハイドロキシアパタイトで、優れた生体親和性と骨形成能を発揮し、口腔外科・顎顔面整形外科領域などで広く応用されています。サイナスリフトやGBRの骨補填材として、安心してご使用できます。
 その他にも創傷治癒促進コラーゲン製剤「コラコート」「コラテープ」「コラプラグ」なども用意しております。お気軽にお問い合わせください。

〈お問い合わせ先〉
 株式会社 白鵬
 〒102-0083 東京都千代田区麹町1丁目3番地23 麹町1丁目3番地ビル
 TEL03-3265-6251 FAX03-3263-7316

〈パナソニックヘレウスデンタル株式会社〉
 日本歯科東洋医学会会員の皆様方におかれましては、ますますご清祥のこととお鹿び申し上げます。
 平素よりご高配を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。
 さて、1970年(昭和45年)、当時、松下電器貿易(株)輸入部が西ドイツ/ヘレウス社から歯科用貴金属合金の輸入販売を始め、その松下電器貿易(株)により1978年に設立された国内販売会社、松貿機器販売(株)医療器材部門が弊社のルーツでございます。
 当時の最先端技術であったヘレウス「ハラドールH」「ハラボンド」に代表される陶材焼付用貴金属合金と精密真空圧迫鋳造理論、また、同じく西ドイツ/クルツァー社からはデンチヤーレジン、紫外線重合レジン、可視光重合コンポジットレジン「デュラフィル」・硬質レジン「デンタカラー」などをご紹介し、スイスからは学会員の先生方にも多くのご愛顧を賜りました「He-Neソフトレーザー632」など、当時、世界初といわれた最先端技術商材の数々をお届けさせていただいてまいりました。
 これらの商材への先生方のご評価があってこそ、1990年、松下とヘレウスの合弁会社 パナヘラウスデンタル(株)の設立という結実があったものと、改めまして御礼申し上げる次第でございます。その後、1992年発売のPanasonic製CO2レーザー「パナラスC 10」は臨床実績No.1のご支援を頂戴し、2000年には「パナラスC 05」を発売させていただき、世界特許ファイバー、スーパーパルス搭載の歯科ハードレーザー臨床の最先端でさらなるご評価を頂戴しております。
 現社名に変更し現在にいたりましたが、このたび、2002年3月31日をもちまして松下電器とヘレウス社は、双方互いのグローバルな発展を期し、永年のビジネスパートナーシップ「合弁」を解消させていただくこととなりました。両社ともさらなる先進性と信頼をお届けするための決意でございます。
 それぞれに巣立つわれわれを今後とも変わりませずお引き立てくださいますようお願い申し上げまして、賛助会員PRとさせていただきます。

〈お問い合わせ先〉
 パナソニックヘレウスデンタル株式会社
 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-25-13
 TEL 06-6386-2901(代) FAX 06-6385-7064